1960年代ジャンク修理 ビフォーアフター偽装の疑いについて

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2023年10月頃から作業をはじめて、2024年6月にやっと完成させることができました。古いギターでボロボロでしたが、新しい経験のためネットオークションで1万数千円を出して買いました。修理中にはいろいろな発見や昭和時代の回想などもできて、挑戦した価値はあったと思います。

2024年7月にはシリーズ1日から19日の動画を結合した「まとめ動画」を公開しました。短い動画が好まれているこの時代に、なんと4時間です。正直な話、ニーズはないでしょう。ときどき「全部見ました」とコメントを書いてくれる人がいて救われます。私はその数人のために頑張っています。

さて、そのような状況ではありますが、先日新たなコメントいただきました。

(略)「ビフォーアフター見たけど、ポットが違うように見える。新しいのを買って石鹸水に入れておき、ブラシで磨いたように偽装したのでは?どこで買ったの?再生できない部品を買うのは恥じゃないよ」という内容です。英語です。前置きしておきますが、このコメントに対して怒っていませんし、嫌な気持ちにもなっていません。この方はとても丁寧な文章で言葉を選んでコメントしてくれており、ありがたく思っています。

今回、記事として書こうと思ったのは、まだ作業を覚えているうちに身の潔白を証明しておきたいからです。ノブはオリジナルの再生品なので買っていません。だいたいこんな古いものは手に入りません。誤解を解きたいと思い、なぜこのような事になったのか当時の動画や撮影データを探ってみることにしました。その結果、自分でも気が付いていなかったミスが発覚することになったのです。

左のノブは磨く前です。全体的にホコリ、ヤニで茶色く変色しています。変色は樹脂の劣化によるものではありませんでした。右は磨いたあとのノブです。黒い粒はゴムのような質感の何かが付着していました。ピックアップを外した時にブッシュのゴムが腐ってネバネバしていたので、知らないうちに付いてしまったのかと思いました。しかしそれは間違いでした。

分解する前から黒い粒はついていたのです。ボリュームをどこまでまわしたのかわかるように印をつけていたのかとも考えましたが、本当のところは何だったのかわかりません。ポットを磨くシーンは12日目の動画 10:22あたりからご覧いただけます。

部品磨きはいつもの方法で行いました。ぬるま湯+中性洗剤です。しばらく部品を浸け置きしてブラシで磨きました。茶色く付着していた汚れはあっさりと落ちてくれました。

次に問題の黒い粒ですが、刃物の先端を使って剥がしてみることにしました。ノブに直接ふれるとひっかき傷が入ってしまうので、黒い物質だけに当たるように細心の注意をはらいました。

先端をノブの溝に沿わせて、黒い粒を押し出すようにしました。

黒い塊を破壊することに成功。小さく残った部分も丁寧に削り取りました。

で、これらのシーンが終わったあとで磨く前、磨いた後の比較写真を出しました。これらの写真を見ながら気が付きました。動画の編集のしかたに誤解を与えるシーンがあったのです。

左のノブをA、右をBとします。最初に磨いたのはBです。Aと同じように黒い粒がついていましたが、撮影をしていない状況で爪でつついたり、ピンセットの先端を使って取ってしまいました。茶色の汚れはブラッシングで取ることができました。完成後Aと比較して写真撮影し(上の写真です)次にAの磨き作業に入りました。全体をブラッシングして汚れを取りました。黒い粒はBの時よりも大きく、粘りがあったのですぐには取れそうにありません。刃物の先端を使って取ることにしました。現実の作業の順番はB、Aでした。

ところが動画の編集は間違っていました。Bの磨き作業(既に黒い粒は取れていた)に続きAの黒い粒を取る作業をつないでしまい、その後Bだけがきれいになった比較写真を出してしまったのです。つまり動画を視聴している人からはずっとAを磨いていたはずなのに、完成写真ではAがまだ汚い。キレイになったほうのノブっていったい何?という混乱状態を招き、結果として部品を新品にすり替えたのではという疑惑が生まれてしまったのです。

実際には2つのノブには汚れと黒い粒がついていたので、同じような作業を2度くり返しただけでした。動画内で2度繰り返すのはつまらないので、ノブ1つ分の掃除に短縮して編集し、もう1個も同じような作業をするよ・・・という展開にしたのですが、切り貼りした動画の時系列が不適切だったのです。ここに気がついたのはすごい。感心している場合ではないでしょうが、こんなに真剣に見てくれていたことに感動しました。すぐにコメントで謝罪とお礼のメールを送りました。

磨き作業ノーカット版を残すことにしました。限定公開の秘密動画はこちら

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