シールドコード修理は簡単にできます
シールドコードが断線しました。どうしてこんなにひどい状態になったのか記憶にありませんが、根元の部分がバッサリ切れています。今回は、シールドコードの断線修理の手順を簡単に書いておきます。シールドコードのトラブルでよくあるのは接触不良です。差し込んだり抜いたりしているうちに、はんだが取れてしまったり、断線が起こったりします。プラグの差し込み角度でガサガサしたノイズが出たり、ジャック根元の配線を触ると音が出たり出なくなったりする場合、これらは断線のサインです。100円ショップで買えるような工具で簡単に修理ができるので、あきらめずにチャレンジしてみてください。
必要な道具
- はんだごて(30W~60W程度がおすすめ):配線をはんだ付けするための必需品。
- はんだ:はんだ付けに使用。直径0.6mm〜1.0mm程度が扱いやすい。
- ニッパー:配線の不要部分をカットするために使用。
- ドライバー:プラグによっては必要な場合があります。
- ワイヤーストリッパー:ケーブルの被覆を剥くための道具。
- テスター:電気の通りや断線を確認するために使用。
修理手順
断線箇所の確認
シールドコードをギターとアンプに接続し、音が途切れる、ノイズが出る、または音が全く出ない箇所を手で触りながら確認します。テスターを使ってコードの導通を調べるのも効果的です。片側のプラグと反対側のプラグの端子同士が正しく導通しているか確認しましょう。

プラグの分解
問題がプラグ付近にある場合、まずプラグのキャップを外します。プラグと配線の接続部分は2カ所あります。通常、中心に信号線(ホット)、外周にシールド線(グランド)が接続されています。どちらか一方が切れていたり、切れそうになっていないか確認しましょう。場合によっては、見ることができない被覆内部に断線が発生していることがあります。この場合は、周囲にも断線が発生しているかもしれないので、長めに切り捨てたほうが安心です。

古いはんだの除去
はんだごてで接続部分の古いはんだを溶かし、配線を取り外します。この時、はんだ吸い取り器やはんだ吸い取り線を使用すると、きれいに除去できます。古いはんだが残っていると新しいはんだがしっかりつかないため、できるだけきれいに除去しましょう。

ケーブルのカットとストリップ
断線している部分をカットして、新しい部分を露出させます。カットしたら、ワイヤーストリッパーを使い、外側のシールド(メッシュ状の銅線)と内部の信号線を剥きます。シールド線は外側のメッシュ部分、信号線は中央の黄、白または赤の絶縁線で覆われています。慎重にそれぞれの被覆を剥き、露出部分が約1cm程度になるようにします。配線の準備ができたら、はんだを薄くつけておきます。

プラグへのはんだ付け準備
シールド線と信号線をそれぞれプラグの端子に合わせて仮組みします。シールド線はプラグの外側(グランド端子)に、信号線は中央のピン(ホット端子)に接続します。配線を少し巻き付け、しっかりとした接触ができるように準備します。事前に配線に薄くはんだを乗せておくと、はんだ付けがしやすくなります。

はんだ付け
それぞれの線をプラグの端子に接触させた状態で、はんだごてで線と端子を一緒に加熱します。熱くなったところにはんだを少しずつ追加し、きれいに流れ込むようにします。はんだが弾かれる場合は、フラックスを使うと簡単に付けることができます。フラックスは強酸性なので金属に付着したままだとサビが発生します。作業後はできるだけ拭き取っておきましょう。

動作確認
テスターで導通を確かめます。テスターがなければギターとアンプに接続し、正常に音が出るか、ノイズがないかを確認します。問題がない場合は修理完了です。もし音が出なかったり、ノイズが発生する場合は、はんだ付け部分や位置を再度確認し、配線がしっかり接続されているかをチェックします。

プラグの組み立て
修理した配線がしっかりと収まっていることを確認し、プラグのキャップを元に戻してしっかりと締めます。

チャレンジすることが大切
シールドコードの修理は初心者でも簡単にできます。音が出ないからといって使い捨てるのはもったいないです。初めての作業で自信がないかもしれませんが、みんな最初は初心者です。私も昔は歯で配線の被覆を剥ぎ取り、セロテープで切れた配線をつないでいたこともありますが、今ははんだができるようになって本当に良かったと思います。チャレンジすることが大切です。はんだができるようになると、ギターのジャックやボリューム、ピックアップの交換など、できるようになる修理や作業が増えます。ぜひ挑戦してみてください。



コメント