ジャンクギターのサビたパーツを、電動のリューターにワイヤーブラシをつけて磨いてきました。サビがひどいパーツになると磨き終えるまでに時間がかかってしまい、リューター本体がひどく熱を持つことがあります。またワイヤーブラシを部品に押し付けていると、モーターに負担がかかり発熱します。この理由で私のリューターは作業中に煙を吹いて使えなくなりました。
熱くならない道具は何だ
お小遣いの残高が厳しいなか、代わりの電動リューターを買ったのですが、また燃えるのではないかという心配は消えません。そこで思いついたのがエアーツールの利用です。「動力がエアーだから燃えない、時間制限もなく使えそう」これが動機です。買ってから肥やしになりかけていたエアーコンプレッサーも活用できるかも。これはチャンス。
怪しいエアーリューターを購入
ヤフーショッピングで3800円で購入。同じものがアマゾンでは3000円前後で販売されています。よく調べればよかった… エアーツールってのは、もっと高価なイメージがあったので、粗悪品ではないかと心配しました。さらに販売ページの難解な商品説明で不安を煽る。商品レビューも見ても、評価は割れていて良いのか悪いのかよくわからん。でも良さそうなレビューも少しある。このような場合には突撃のほか手段がありません。ポチっと。商品が届いて使ってみると、お値段以上の価値がありそう。先日の動画でご紹介したとおり、とても快適に使えたのです
使い心地 長所と短所
結果としては、電気リューターと変わらない作業ができたので満足しています。私が磨くのはジャンクギターの汚れ、サビ取り、部品磨き程度ですが、特に問題なく作業できました。耐久力がどうなのかは、まだ予測がつきませんが、いまのところ連続使用でガタついたり、その他の不具合は出ていません。金属部品の摩耗が出ないように内部へ注油しながら使おうと思います。
音は大きめなので、住環境に合わせた防音対策が必要です。私はウエスで排気ホースを巻いてみましたが、ほかにも箱に押し込んだり、ホースの形状や材質を変えたりなど、良い方法があるのかもしれません。
長所
- 熱で壊れない
- 長時間作業ができる
- リューター本体が軽い
短所
- 音が大きい
- エアー消費でコンプレッサーが何度も起動してうるさい
- パーツリストはあるが説明書がない。付属品の使い方がよくわからない。
コンプレッサーとの接続方法
元々は塗装用に買っていた30Lのエアーコンプレッサー。リューターをつないで磨き作業をしていると何度も起動して空気を再圧縮していました。30Lって大きすぎるのかと思っていましたが、ちょうど良いか少し物足りないぐらいです。これより容量が小さいとコンプレサーが動きっぱなしってことになるのかもしれません。
接続方法は①コンプレッサーにエアーホースをつなぎ、②コック、③ウォーターセパレーター、④リューターの順でつなぎました。コンプレッサーにもエアーの開閉バルブは付いていますが、本体から離れた場所で作業する場合に、近くで開閉を操作したかったので②コックを取り付けました。(赤い線より左)③はウォーターセパレーターで空気中の水分やチリを取る装置です。塗装の時に水が混じるとうまくいきませんし、エアー工具では断熱膨張で冷えた水分が氷結し、工具の動きが悪くなることもあるそうです。まだキンキンに冷えるまで使ったことはありませんが、冬の屋外では使いたくない温度です。黄色の線より右がリューターの付属品です。ホースと本体は接続された状態で届きましたが、ホースを外すこともできますので、悪くなれば交換可能です。
リューターの付属品
セットになっている部品などの紹介です。まず本体とホースです。最初からホースが接続された状態になっていますが、カプラープラグは取り付ける必要がありました。
ねじ込み部にはシールテープを巻いて配管を密着させます。シールテープは付属していませんので別途購入が必要です。巻かないとエア―漏れがひどくなります。
本体側のホースも外してみました。長めのネジになっています。こちらには元々シールテープはありませんでしたがエアー漏れはありません。今後、必要があれば巻こうと思います。
オイラーです。一度オイルを入れるとここには収納できないでしょう…
謎のオイル差し。ネジを外して内部にオイルを入れ、コンプレッサーとリューターの間に連結しておくと、適度に潤滑油がエアー工具に送られる仕組みのようです。商品レビューによると「オイルがぶ飲み」「減りがはやすぎ」とありましたので、怖くて使っていません。部屋の中なので大惨事になりそうで… これ、現物を良く見ても仕組みがわかりません。内部の筒に穴が開いている様子もないですし、どこからオイルが出て注油されるのか。どうやってガブ飲み状態になるのか、さっぱりわかりません。ご存じのかたいらっしゃれば教えて下さい。
コレットチャックです。1/8インチと3mmの2つがついていました。
ビットが10本付属しています。軸径を測ってみると2.87mm~2.93mmの範囲でした。動画の中で使ったバフは軸径が2.37mmでしたが問題なく使用できました。
板スパナ2本。ビットを交換する時に2本必要です。
ビット交換時にスパナを2本使います。左側で軸を固定し、右側でコレットチャックを開きます。
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